更新日 2017年11月24日
2018年度用(2018年2月開講)です

読み書きの達人

 

 写真は全て要学院の卒塾生です。

読み書きの達人


「文章中の語句を用いて 50 字以内で答えなさい。」 「指揮者と奏者という言葉を使い、40 字以内で答えなさい。」 「本文における大人たちのどのような点がおかしいのか、30 字以内で答えなさい。」 「真也の心情を踏まえて、40 字以内で答えなさい。」

(東海中・国語・2015 年度)

「本文中の言葉を使って 60 字以内で具体的に答えなさい。」 (椙山女学園中・国語・2015 年度)
「月食はどのような並びで・・・25 字以内で答えなさい。」 (南山男子部・理科・2015 年度)
「長野県で夏にレタス・・・特徴を挙げて説明しなさい。」 (金城学院中・社会・2015 年度)
「刺激・補強という語句を・・・35 字以内で答えなさい。」 (愛知中・国語・2015 年度)
「なぜ、ぼくはみじめになったのか・・・40 字から 50 字で説明しなさい。」 (淑徳中・国語・2015 年度)
「これはどういうことですか。65 字以内で解答欄に説明しなさい。」 「文章中の言葉を使って 50 字以内で答えなさい。」 (名古屋中・国語・2015 年度)
「集団的自衛権を 50 字以内で説明しなさい。」 (南山女子部・社会・2015 年度)
「40 字以内で答えなさい。」 (滝中・国語・2015 年度)



最近の中学入試は「記述で答える問題が多く出題され」「記述問題に対処できないと合格できない」状況です。 それも国語だけではありません。全ての教科で記述が必要です。

しかし、多くの受験塾で、国語と言えば長文問題を、とにかくたくさん解くことが要求されます。いわば長文問題の千本ノックですね。グローブの使い方を教えてもらっていない選手が千本ノックを受けてもなかなか上達しません。長文読解も同様です。長文に対する正しいアプローチを教えてもらっていないのに、闇雲に問題を解いても無駄です。



 いわゆる中学受験用国語教材の長文の出典をご存じですか?それは入試問題です。入試問題ですから、6年生の1月の時点で理解できるかもしれない文章ということになります。その文章が小学4年生や5年生の受験テキストに取り上げられています。使われている語句も小4や小5の子供が理解できる範囲を超えていますね。このような文章を授業で取り上げ、宿題で出されたとして、どれだけマジメに解いても国語の力は上昇しません。なぜならその文章で使われている語彙が難しく、解いている生徒の精神年齢を超えているからです。



要学院の「読み書きの達人」では「言語スキル」を使って、「読解力と 記述力」を上げて、書ける生徒を養成します。 書いてある文章や相手の意見を正しく理解し、自分の考えを相手に正しく伝える技術は「高校入試」や「大学入試」でも必要とされていますし、社会人になればなおさらです。この講座は中学受験を目指す小学生に対し、読解力や記述力を養成するために開講されます。




「読み書きの達人」のベースとなっているのが「言語技術(言語スキル)」です。



言語スキルとは・・・・
「情報を主体的に獲得し」、

「自分の考えを組み立て」て、

「わかりやすく発信する」ための

「聞く」「読む」「話す」「書く」のスキルです。

またこれらの力に加えて、「考える」能力も含まれます。



情報を主体的に獲得する・・・・とは

字面だけを読んだり、何となく聞いて得る情報の受信ではなく、考えながら読む・考えながら聞くことを意味します。



自分の考えを組み立てる・・・とは

「根拠のある自分の考えを持つ」「テーマについて考える」「書き手の心情を考える」など、獲得した情報を元に考えたり自分の意見を持ったりすることを意味します。



わかりやすく発信する・・・とは。

「自分の頭で考えながら書いたり、話したりすること」で、主語と述語の整った文を書いたり言ったり、相手にわかりやすく結論から書いたり言ったり、論理的な文を書いたり言ったりする情報発信を意味します。



単に読解とか記述と言うだけではない内容が言語スキルにはあります。



この言語スキルで、算数や理科や社会のグラフや表も読み取れますし、わかりやすく発信する練習を通して、どんな教科の記述問題にも対処できます。また日常の会話を通じても自分の考えを正しく伝えられることが出来ます。




3年生と4年生

記述力を上げるために、3年生や4年生にとって重要なことは正しい文章の書き写しです。書き写す内容は以下の通りです。

3年生と4年生の学習テーマをちょっと紹介すると・・・

テーマの例
緊張すると、おしっこがしたくなるのはなぜ。
トンネルで耳がツーンとするのはなぜ。
魚も眠るって本当なの。
海は誰のもの。
遣唐使の船は安全だったの。
注射針はどうやって作るの。等々

これらの文章をただ単に書き写すだけではありません。listen and writeという手法を使って、一気に書き上げることが重要です。この時に必要な力は「集中力」「正しく聞き力」「記憶する力」「漢字力」等々になります。最初はなかなか思った通りに書けなかった生徒諸君も練習量に比例して正しく書けるようになります。



5年生
4年生で記述力の基礎を身につけた後、5年生では「実際に自分の言葉で書く練習」をします。各回のテーマは以下の通りです。

第1回「国旗を言葉で説明できるかな。」
第2回「言葉で道案内をしよう。」
第3回「絵や写真から読み取ろう。」
第4回「文章を映像化しよう。」
第5回「主語がないと困るね。」
第6回「文を分けてまとめよう。」
第7回「ねじれた文はおかしいぞ。」
第8回「なぜなら、理由を書こう。」
第9回「説明の三角形。」
第10回「情報の整理と分類が重要。」
第11回「事実と意見を混ぜないで。」
第12回「結論は最初に。」
第13回「物語には型があるのだ。」
第14回「5W1Hが基本。」
第15回「Listen & Write」
第16回「です・ます」と「だ・である」
第17回「視点を変えちゃおう。」
第18回「和語と漢語だよ。」
第19回「ウソを見抜くぞ。」
第20回「反論開始だ。」

事実を正しく捉え、それをわかりやすい言葉で記述する練習を通して、5年生の記述力は飛躍的に高まるはずです。



6年生
受験学年である6年生の学習テーマは「要約練習」です。「筆者や作者が読者に伝えたかったことは何か?」を読み解き、それを短い言葉でしかもわかりやすく書く練習です。特に、入試で出題される時事問題にも対処するため、夏以降に使用する教材は「新聞のコラム」です。

産経新聞「産経抄」
朝日新聞「天声人語」
中日新聞「中日春秋」

東海中学校入試問題(中日新聞の記事から出題されています、)
南アフリカ共和国で白人が黒人を差別したアパルトヘイト(人種隔離)政策の撤廃に尽くしたネルソン・マンデラ元大統領が、六日に九十五歳で亡くなりました。追悼式が十日、ヨハネスブルグのサッカー競技場で営まれ、国民や首脳が別れを惜しみました。

 アパルトヘイトは、法律で白人と黒人の住む場所を分け、異人種間の結婚も禁じました。アパルトヘイトは、法律で白人と黒人の住む場所を分け、異人種間の結婚も禁じました。マンデラ氏は、この法律に反対して武装闘争を指導して逮捕され、27年間を刑務所で過ごしました。でも、刑務所で暴力や嫌がらせを受けながらも、悪いのは人ではなく制度と思うようになったそうです。

 南アフリカを変えるには、武力よりも人種を越えて気持ちを通じ合わせることが必要でした。釈放後は、そんな姿勢でアパルトヘイトの撤廃に取り組み、1991年に実現します。93年にノーベル平和賞を受賞し、その翌年、大統領になりました。

 追悼式には、約100の国や国際機関の首脳らが出席しました。参加した米国のオバマ大統領は、学生時代にマンデラ氏に影響されたそうです。「不可能に思える問題でも成し遂げられると私たちに思い出させてくれる」とたたえました。

問1 この記事を70字以内で要約しなさい。

要約のポイントは対義の言葉を見つけることですね。「白人と黒人」「武装闘争と平和」「武力と心」「自由と不自由」「制度と人」・・・これらの言葉を意識すると内容が理解できます。

塾長の独り言
 読解力と記述力がアップすると、算数・社会・理科の得点能力もアップします。
その理由は・・・・国語が苦手な生徒の答案は、記号問題は全て埋まっている・書き抜き問題もある程度埋まっている、しかし記述問題は空白、そして文字が雑、しかも採点してみると記号問題も書き抜き問題も正答率が低い(ただ記号を選んでいるだけ、ただ書き抜いているだけ)という共通点があります。わかりやすく言うと、「頭を使っていない」「何も考えていない」答案なんですね。この状態を国語が苦手と世間では言うのですが、正しく言えば「文字という情報を通じて内容を獲得できていない」のが原因であって、国語が苦手というのはその結果のことですね。「文字という情報を通じて内容を獲得できない」生徒は、算数の問題も、理科や社会の問題も正しく理解できない可能性が高まってしまします。結局この問題では何を答えたら良いのかわからなくなるのです。 
 文字という情報で内容を獲得するのは国語だけではありません。算数や理科や社会を始め、我々が生きていく多くにおいて、情報は文字で入手しています。つまり言語スキルが上達する(文字情報で内容を獲得するのが上達する)と、生きていく上でどれだけ有利になるか計り知れません。
 ましてや、言語スキルは言葉による情報の獲得も上手になるわけですから、学校や塾での授業から身につく情報も格段に増えていきます。つまり聞き上手となるわけです。



塾長の独り言
 私立中学を受験する小学生がこの言語スキルに関して未熟であると、入試において大変不利なことになってしまいます。なぜなら、筆記試験である以上、書かれた問題を読み、情報を理解し、適切な思考を経て解答を発信するという作業が必須だからです。書かれた問題を正しく理解できなければ、正しく答えることは不可能ですし、得点できなくなるのは当たり前ですね。言語スキルが必要なのは、国語だけでは有りません。算数にも理科や社会にも必要です。特に最近は記述問題が多くなり、言語スキルの中でもわかりやすく発信する能力が以前より重要になってきています。また、授業などを「聞く」という点においても、「情報を主体的に獲得し」ないと、成績は上昇しません。最近の小学生は、文字を通じて、あるいは他人がしゃべることを通じて情報を得るのが下手です。これを何とかしたいという思いから、要学院の「言語スキル教室」が生まれました。



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